サービス Claude Code実装支援 → 料金 ブログ 会社概要 公式LINEで無料相談
ホームブログツール選定
ツール選定

NotebookLMの業務活用|料金・できること・情報漏洩リスクと始め方

栗田 啓介株式会社MUKIAI 約10分で読めます
NotebookLMの業務活用|料金・できること・情報漏洩リスクと始め方

「ChatGPTは知っているが、NotebookLM(ノートブックエルエム)は名前だけ聞いたことがある」。そんな経営者の方が増えています。無料で使えるGoogle製のAIツールですが、ChatGPTとは役割がまったく違います。

結論から言います。NotebookLMは「自社の資料を読み込ませて、その中だけから答えさせるAI」です。 議事録の要約、分厚い社内マニュアルの検索、契約書や提案書の読み込みといった「社内に散らばった情報を探す時間」を大きく削れます。しかも基本機能は無料で、今日から試せます。

ただし、無料の個人アカウントのまま機密情報を扱うと落とし穴があります。この記事では、NotebookLMで何ができるのか、料金は結局いくらか、情報漏洩のリスクはないのか、そして自社で安全に始める手順までを、AIが専門外の経営者の方に向けて、横文字をできるだけ日常語に直して解説します。

ノートパソコンで資料を扱うビジネスチーム

NotebookLMとは何か|ChatGPTとの一番の違い

最初に押さえるべき結論です。NotebookLMは「あなたがアップロードした資料だけ」を情報源にして答えるAIです。 ここがChatGPTとの決定的な違いです。

ChatGPTは、インターネット全体やAIが学習した膨大な知識をもとに答えます。便利な反面、もっともらしい嘘(ハルシネーション)を堂々と返すことがあります。「AIが自信満々に事実でないことを言う現象」のことです。経営者が一番怖いのはこれです。

NotebookLMは逆です。読み込ませた資料の外には出ません。だから、社内規程・マニュアル・議事録・契約書といった「自社の正しい情報」だけを根拠に答えてくれます。

嘘が出にくく、出典(引用元)が示される

NotebookLMの回答には、「この答えは、あなたが入れた資料の何ページ目に書いてあります」という引用元が必ず付きます。クリックすれば元の文章にすぐ飛べます。

つまり「AIの答えが本当に正しいか」を、人がその場で確認できます。これは社内の意思決定にAIを使ううえで、決定的に重要な安心材料です。

たとえるなら、ChatGPTが「物知りだが時々口から出まかせを言う人」だとすれば、NotebookLMは「あなたが渡した資料しか見ず、必ずページ番号を添えて答える、生真面目な調査担当者」です。

何を読み込ませられるのか

PDF、Word、Googleドキュメント、Webページ、さらにはYouTube動画の文字起こしや音声ファイルまで読み込めます。1つの「ノートブック(資料の束)」に複数の資料をまとめて入れ、それらを横断して質問できます。

社内の「あの資料どこだっけ」を探す時間が、まるごと質問1つに置き換わるイメージです。

次に、経営者が一番気になる「で、いくらかかるのか」を見ていきます。

AI導入、自己流で進めて大丈夫ですか?

情報漏えい・社内ルール・法規制のリスクを整理し、全社で“使える状態”まで伴走します。まずは無料相談で、御社の状況に合わせた最初の一歩をお伝えします。

公式LINEで無料相談する相談はまだ早い方へ:まず3分AI活用力診断 →

NotebookLMの料金はいくらか|無料版と法人プラン

先に結論です。個人で試すだけなら完全無料。会社として機密情報も扱うなら、月数百〜千円台のGoogle Workspace(法人版)か、専用のEnterprise版を使う、という考え方になります(2026年6月時点)。

主なプランを表にまとめます。料金は変動するため、契約前に必ず提供元の公式ページで最新を確認してください。

プラン 月額(2026年6月時点) 1ノートのソース上限 主な対象
無料版 0円 50資料 まず試す個人
Pro(個人有料) 約2,900円(年払い約2,417円) 300資料 個人ヘビーユーザー
Plus(法人Workspace版) Google Workspace(Business Standard以上)に付属 100資料 中小企業の業務利用
Enterprise ライセンス1人あたり月約9ドル 大規模 厳格な管理が必要な企業

ポイントを経営者の言葉に翻訳します。

ポイント:まず「無料版」で1〜2人が試し、効果が見えたら、機密も扱うために「法人版(Workspace)」へ移す。これが失敗しない順番です。

無料版でも、議事録の要約や資料の読み込みといった中心機能はほぼ使えます。いきなり有料契約をする必要はありません。 まず無料で「自社の業務で本当に役に立つか」を確かめるのが正解です。

法人で本格利用する場合、すでにGmailやGoogleカレンダーを会社で使っている(Google Workspaceを契約している)なら、上位プランにNotebookLMの法人機能(Plus)が含まれていることが多く、追加費用ゼロ〜小額で使い始められるケースがあります。自社の契約内容を情シスやベンダーに確認してみてください。

なお、より厳格なアクセス管理(誰がどの資料を見られるかの制御)が必要な大企業向けにはEnterprise版があり、ライセンス1人あたり月約9ドルから提供されています(2026年6月時点)。

私たちの伴走支援でも、まず無料版で小さく検証し、定着が見えた段階で法人プランへ切り替える設計を標準にしています。料金や移行の考え方はAI伴走支援の料金も参考にしてください。

では、その費用に見合うだけ「実際に何ができるのか」を見ていきます。

NotebookLMをビジネスで使うと何ができるか

結論として、NotebookLMが最も効くのは「社内に溜まった文章を、読む・探す・要約する」という地味で時間のかかる作業です。代表的な4つの使い方を、効果の数字とともに紹介します。

会議の議事録とノート

1. 議事録づくり|1時間の会議が約5分で要約

最も効果が大きいのが議事録です。会議の録音ファイルを読み込ませて「要点と決定事項、担当タスクを箇条書きで」と指示するだけ。1時間の会議が、約5分で要約され、議事録作成の工数が約8割削減できたという報告もあります(2026年6月時点の各種事例)。

会議のたびに誰かが30分〜1時間かけて議事録を清書していた会社なら、その時間がまるごと浮きます。

2. 社内マニュアル・規程のQ&A|新人の質問が激減

就業規則、業務マニュアル、過去のFAQをまとめて読み込ませれば、社員が「この場合どうするんでしたっけ」と日本語で質問でき、出典付きで答えが返ります。

ベテランに口頭で聞いていた質問が減り、新人教育や引き継ぎの負担が軽くなります。答えの根拠ページが示されるので、誤った自己流の運用も防げます。

3. リサーチ・資料読み込み|分厚い資料を一気に把握

業界レポート、競合の決算資料、長い契約書などを読み込ませ、「要点を3つ」「リスクになりそうな条項は」と質問すれば、数十ページを読む前に全体像がつかめます。意思決定のスピードが上がります。

4. Audio Overview|資料を“ながら聞き”の解説に変換

NotebookLMには、読み込んだ資料を2人の話者が対話する15分ほどのポッドキャスト風の音声に変換する機能(Audio Overview)があります。80言語に対応し、日本語も提供されています(2026年6月時点・無料版は1日3回まで)。

移動中や手が空かない作業中に、社内資料や業界情報を「耳でインプット」できます。

使い方 主な効果 向いている部署
議事録要約 工数約8割削減 全部門
マニュアルQ&A 問い合わせ・教育負担減 総務・人事・現場
リサーチ要約 意思決定の高速化 経営・企画
音声変換 移動中のインプット 営業・経営

これだけ便利だと、次に必ず出てくる不安が「うちの機密情報を入れて大丈夫なのか」です。ここを正確に押さえましょう。

情報漏洩リスクはないのか|安全に使うための条件

経営者が最も気にすべき点です。結論から言います。アップロードした資料やAIとの会話が、Googleの基盤AI(Gemini)の学習に使われることはありません。 これは無料版を含め共通の方針です(2026年6月時点・提供元の公式説明による)。

つまり「うちの機密資料が、AIに食べられて他社への回答に流用される」という心配は、原則ありません。ここはまず安心してよい部分です。

ただし“個人の無料アカウント”には落とし穴がある

注意すべきはここです。個人のGoogleアカウントから「フィードバック(よくない回答だと報告する操作)」を送信した場合、品質改善のために人が内容を確認する可能性があります。

そのため、機密情報を扱う業務では、無料の個人アカウントのまま使い続けるのは避けるべきです。

本音を言えば、「無料だから個人アカウントで全社的に使わせる」は危ない運用です。便利さに釣られて、機密が人の目に触れうる経路を残したままにしてしまうからです。

会社として安全に使う条件

安全に使うための条件は、シンプルに次の3つです。

  1. 業務利用は必ず法人アカウント(Google Workspace/Cloud)で行う … 法人版なら、資料も会話も学習に使われず、人によるレビューもなく、データは自社のドメイン内に隔離されます
  2. 本当に外に出てはいけない最高機密(未公開のM&A情報など)は、最初は入れない … まずは社内マニュアルや議事録など「漏れても致命的でない情報」から始める
  3. 誰がどのアカウントで使うかのルールを決める … 私物アカウント禁止、共有範囲の管理を最初に決めておく

この「どのツールに何を入れてよいか」の線引きは、NotebookLMに限らずAI全般のガバナンスの基本です。私たちのAI伴走支援でも、社内ルールづくりとセットでツール導入を進めています。自社のリスクをざっくり把握したい方は3分AIリスクチェックもご活用ください。

なお、AIの仕様やプライバシー方針は更新されます。重要な判断の前には、最新の公式情報の確認をおすすめします。

リスクの正体が分かれば、あとは小さく始めるだけです。具体的な手順を示します。

NotebookLMの始め方|失敗しない5ステップ

最後に、明日から自社で始めるための手順です。いきなり全社展開しないことが最大のコツです。

  1. まず1人・1業務で無料版を試す … おすすめは議事録。次の会議の録音を1本入れて、要約させてみる
  2. 2週間、その1業務だけ使い倒す … 「使える」と腹落ちするまで、用途を広げない
  3. 効果が出た型を文章にする … 「会議音声を入れる→このプロンプトで要約」という手順を1枚にまとめる
  4. 法人アカウントに移し、ルールを決める … 機密も扱うなら法人版へ。私物アカウント禁止と共有範囲を明文化する
  5. 横展開する … 議事録で効果が出たら、マニュアルQ&A、リサーチへと用途を1つずつ増やす

ポイント:成功の鍵は「便利な機能を全部使う」ことではなく、「1つの業務で確実に成果を出してから広げる」ことです。

最初の質問は難しく考えなくて構いません。「この資料の要点を3つ教えて」「決定事項とタスクを箇条書きで」——この程度の日本語で十分に動きます。

まとめ|NotebookLMは“社内の情報を探す時間”を消すツール

最後に要点を3つに絞ります。

  • NotebookLMは「自社の資料だけ」を情報源に、出典付きで答えるAI。ChatGPTより嘘が出にくく、議事録・マニュアル・リサーチに強い
  • 個人で試すだけなら無料。会社で機密も扱うなら、月数百〜千円台の法人版(Workspace)かEnterprise版へ(2026年6月時点)
  • 資料は学習に使われないが、業務利用は必ず法人アカウントで。私物の無料アカウントで機密を扱う運用は避ける

NotebookLMは、派手な機能より「社内に散らばった情報を探す・読む・要約する時間」を静かに削るタイプのツールです。まずは次の会議の議事録1本から、無料で試してみてください。

「自社の場合、どの業務から始めて、どんなルールを敷けば安全か」を具体的に相談したい方は、お気軽にどうぞ。

#NotebookLM#AIツール#業務効率化#情報漏洩
AI導入の不安、ひとりで抱えていませんか?

「何から始めればいいか分からない」段階こそ相談どき。御社の状況に合わせた最初の一歩を、無料でお伝えします。

公式LINEで無料相談する 相談はまだ早い…という方は、まず「3分AI活用力診断」で自社の状態を診断 →
栗田 啓介
株式会社MUKIAI/ 栗田 啓介
「AI導入の不安を、先回りして取り除く」をミッションに、セキュリティに強いAI伴走支援を提供。情報漏えい・社内ルール・法規制のリスクを整理しながら、全社で“使える状態”まで伴走します。会社概要を見る →